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構想(お話)5

さて・・・とうとう最終章まできてしまいました。
ここまでお付き合いして下さったかたには
ホントに申し訳なく思います・・・


ここに来るまでに見放した方もおられるかも知れませんw
見てないでしょうが、ごめんなさいm(_ _)m


最終章を見て頂く前に・・・
今回、ほんのちょっぴりグロテスクな表現があります。
気分を害する恐れのある方は見ない方がいいかもしれません。
それと、クリスチャンの方は見ない方が良いです。





前回までのあらすじ
天界と魔界との戦いは、ついに人間をも巻き込もうとしました。
ハデスの策略により、ルシファーは天界の大戦争を起こし、
堕天使となり、魔界を統一しました。
しかし、自分が堕天使なったのは実はハデスの策略だと知り、
本当の堕落を味わってサタンになってしまいます。
ハデスと神に復讐を誓いますが、何故かサタンは動き出しました。
見事な計略で神から魔界を切り離すことに成功します。
魔界が・・・サタンが、天界に・・・神に勝利した瞬間でした。



第一章
第二章
第三章
第四章






サタンが勝利してどれほどの時が経ったのでしょう・・・




ここは地上のとある場所です。
最近、奇妙な殺人事件が続出していました。
何者かに食い散らかされたような跡・・・




あるクリスチャンの刑事がこの事件を担当します。
その刑事は監察医から
死体には蛇の鱗が付着していたと聞かされます。




被害者を調べてみると、ある事実が判明しました。
被害者Aは詐欺師であり、被害者Bは窃盗グループの下っ端で、
つい先日出所したばかりだということです。
被害者Bと一緒に捕まった犯人は
リーダー格を含めて全員逮捕されていて、
窃盗グループの内、被害者Bだけが
仮出所で出て来ていたらしいとのことでした。
そして、被害者Bは窃盗グループの皆を出し抜いて、
リーダー格が隠したとされている盗品を探し出し、
自分だけの利益にしようとしてたらしいとの情報も掴みました。


しかし、これだけでは犯人の目星がつきません。
恐らくは被害者AもBも同じ犯人だと思われる。
被害者Aだと騙された被害者の怨恨の可能性が高く、
被害者Bだと仲間割れの可能性が高い・・・だが、
被害者Bの窃盗グループは被害者B以外はまだ塀の中・・・
そして、被害者Aと被害者Bとは面識すらもっていない・・・
ただ、持っていたのは本だけだった・・・
それは悪魔学に関する本だった・・・
しかし、これをどう結びつけて良いのか途方に暮れてしまいます。




その刑事は自分がいつも雇っている
情報屋に話しを聞くことにしました。
蛇の道は蛇と言うしな・・・
被害者の体にも蛇の鱗が付着してたと言うし、
何か関係・・・ある訳ないか・・・
下手なシャレしか出来ない様です・・・


その情報屋はケチなこそ泥でした・・・
いや、今も現役のケチなこそ泥です。
最近は魔術だ何だとわめいているので、
煙たくなって敬遠していました。
その情報屋がいつも居る場所は薄暗い路地裏でした。


路地裏へ着くと、情報屋が居ました。
しかし誰かと一緒に居るようです。
しかも胸ぐらを掴まれてもめているようです。
おぃおぃ・・また何かやらかしたのか?と思いつつ、
止めに入ろうとしました。
が・・・よく見ると、情報屋の体は宙に浮いてます。
相手の男はそんなに大柄でもないのに
片手で情報屋の体を持ち上げているのです。
そしてもう一方の手は情報屋のお腹の辺りにあります。
情報屋はぐったりしています。
もしかして刺されたのか?と思いつつ、
銃を持ちながら近づいて行きます。
お腹の辺りの手はよく見えませんが、
あきらかにグッタリしている情報屋を見て、
刑事がヤメロッ!と叫びます。


男がこちらを向いたかと思うと、
情報屋を投げつけて来ました。
サッと避けて、情報屋を見るとハラワタが食われています。
驚いた刑事は、一連の犯行もお前の仕業か!と言おうとした時、
その男が口を開きました。
その声は重く・・・威圧感さえ感じるものでした。
私の邪魔をしたな・・・
貴様の行為は死に値する・・・と。


刑事はなぜ情報屋を殺したのだと聞きました。
男が言うには、財宝の隠し場所を教えて欲しいと言われたが、
見つけたらその財宝を売って、自分自身で儲けると言ったから、
私利私欲のために我が力をもちいることは許されん。
それは死に値する行為だ・・・と答えました。
それでは被害者Bを殺したのは何故だ?
被害者Aを殺したのは何故だ?
と矢継ぎ早に質問します。
Bは窃盗したのもあるが、
仲間を裏切った事も死に値する行為であり、
Aは自分にウソを言って
財宝を見つけさせようとしたからだと言いました。


刑事がまた質問します。
お前は一体誰なんだ?と。
男がまた答えます。
私はアンドロマリウス。
ソロモン72柱の魔神の1柱で、序列72番の地獄の伯爵だ・・・と。
そして男は、どうやらお前は私利私欲で動く人間ではないようだ、
命は助けてやろうと言って、その場を立ち去ろうとしました。
しかし、刑事は地獄の伯爵とかソロモンだとか、
訳の分からない事を言われても信じれる話しでは無い、
殺人の容疑で逮捕すると言いました。
そして腕を握った瞬間、アンドロマリウスが振り払ったので、
銃を突きつけました。
私に触れた人間は死んでもらわねばならんと言って、
男は刑事の胸ぐらを掴んできました。
その男の力はすごく、振り払えません。
そしてもう一方の手には蛇がいます・・・
その手を刑事のお腹に持って行きました・・・
激しい痛みの様な熱い様な・・・
今までに感じたことのない激痛が体中を巡ります。
蛇が刑事のハラワタを食いだしました。


刑事は意識が遠のく中で、ハッキリと死を意識しました・・・
と・・・その瞬間、刑事の体の中で
痛みとは違う何かが反応しました。
死を間近にして、逆に冷静になれたのでしょうか?
痛みの熱さではなく、
別の何かが熱くなって反応している様な感じでした。
何だ・・・体の中がどんどん熱くなってくる・・・
刑事がそう思った瞬間、その熱い何かがはじけた感じがしました。
その瞬間、アンドロマリウスの体が頭上に・・・
遥か頭上に吹っ飛んで行きました。
ドサッと落とされた刑事が見たのは、
地面が膨れあがり爆発したような跡でした。


刑事が、自分の腹を見ると血は出ていますが、
自分はまだ生きてると言う実感が持てる痛みがまだありました。
自分の真後ろでバサバサと音がします・・・
振り向いても何も居ません。
しかし、自分の真後ろの地面には羽が落ちてます。
鳥の羽にしては大きいな・・・と思っていたら、
アンドロマリウスが降りてきました。
刑事を見てアンドロマリウスは驚愕します。
き・・貴様・・・天使の核を持つ者だったのか・・・
先ほどの羽は刑事の背中から生えている物だったのです。
そう言うと、アンドロマリウスは飛びかかって来ました。
刑事はとっさに手で防ぎ、その手に力を入れると、
地面が裂けて、アンドロマリウスは地に落ちていきました。


刑事が背中を見ると、もう羽は出ていません。
それ以上にパニックになりかけている
刑事の背後から声がします。
やっと私の力を受け継ぐ者を見つけたと・・・
そこには一人の男が立っていました。
また刑事が質問しようとすると、
まずは傷を癒やすことが先だと言って、
その男の家へ来るように言われました。
普段ならついて行かないかも知れませんが、
その男からは気品が漂っており、
思わずついて行ってしまうかのような気になってしまいます。


家の中には他に2人の男性と1人の女性が居ました。
女性が傷の手当てをしてくれました。
傷の手当てが終わった後、
彼女は刑事に白百合の花を手渡し微笑んで立ち去っていきました。
連れてきた男が聞いてきました。
傷は痛むか?と。
刑事は、あれだけの傷だったのに、
今はもうそれほどの痛みも無くて驚いています。
その男がその戸惑いに気づいたように言います。
天使の力が回復も早くしているのだと。
刑事は改めて、あなたは一体・・・?と聞きます。
その男は優しく微笑み、救われるような声で
私はウリエル・・・聖人ウリエルだと答えました。
そう、イエスによって地上に連れてこられた
ウリエルその人だったのです。
ウリエルは聖人になってしまいましたが、
神の力によって不老不死の力を手に入れていたのです。
ただし、誰かの手によって殺された場合は別ですが・・・


聖人ウリエルがドアの外にいた3人を呼びます。
君に紹介しておこう、こちらはミカエルの力を持つ者だ。
ミカエルと呼んであげてくれ。
彼はラファエルの力を持つ者。
ラファエルと呼んであげてくれ。
最後に彼女はガブリエルの力を受け継いだ者だ。
ガブリエルと呼んであげてくれ。
そして君だ・・・
君は私の・・・ウリエルの力を持つ者。
これから君はウリエルと名乗ってくれ。


君の中の私の核が完全に目覚めた時、
君の核が知っているまでの記憶もまた目覚めるだろう・・・
私がこれから言うことは、核を埋め込んだ後の出来事だ・・・
そう言って聖人ウリエルはウリエルに
魔界の連合軍が核を埋め込んで人間界を支配しようとした事、
ルシファーが起こした天界の大戦争の事、
ルシファーがサタンになって新たに核を埋め込んだ事、
サタンから自分も堕とされ、
サタンは神の領域から魔界を奪った事・・・
事の全てを説明しました。
そして最後に、地上を君たちの手で護らなければならないと・・・




それから4人はソロモン72柱の様々な
デーモンの核を持つ者達と戦っていきます。
その間に4人の核は完全に目覚め、
ミカエルは神が作りし剣を持ち、
ラファエルは巡礼者の杖を持ち、
ガブリエルは剣と白百合のマークが彫られてある盾を持ち、
ウリエルは焔の剣と盾を持ちます。




魔界の勇者のアモンの核を持つ者との戦いは熾烈でしたが、
アモンは昔戦ったルシファーの影をミカエル達に見ます。
そして、思い出したように軽く笑いながら、
自ら地底に落ちて行きました・・・
落ちながら彼は、聖人ウリエルの方を見て、
何かを言いたげな目をしていました・・・
聖人ウリエルもまたアモンの
目を見ながらうなずくだけでした・・・




そしてとうとうサタンの核を持つ者、
ベルゼベブの核を持つ者、
アスタロトの核を持つ者、
サマエルの核を持つ者との対決になります。
この4人とミカエル達の4人の対決は
街中では出来ないと言って、
サタンは広い荒野に向かいました。


聖人ウリエルを見たサタンは、
また神の干渉か・・・懲りないな・・・
とヤレヤレと言わんばかりに頭を軽く振りました。
聖人ウリエルは、神は私を遣わしたのではないと言います。
お前のオリジナルに堕とされたのだと。
しかし、神の干渉で不老不死にはなっているがな・・・
そう言って、苦笑いの様な笑みを浮かべます。
その笑みを見たサタンは察知したのか、
お前も長く地上に居たために、余計な垢が付着したようだな・・・
と、聖人ウリエルを哀れみの目で見ます。
聖人ウリエルはサタンにこう言います。
私をそろそろ殺して欲しいと・・・
彼らは私には眩しすぎると・・・
彼らと一緒に居る事が出来ないと分かってはいたが、
君たちとの最後の戦いまでは見守るのが
私に残された最後の使命だと思っていたのだ・・・と。
サタンはうなずき、光の玉を掌から出したかと思うと、
聖人ウリエルに向けて放ちます。
その光は大変美しく、全てを浄化するような輝きでした。
光が消えた跡には何も残っていませんでした・・・


驚いたのはミカエル達です。
今まで自分たちを引っ張っていってくれていた
父とも言える聖人ウリエルが消えてしまったのです。
驚きと怒りが爆発します。
魔界側4人対天界側の4人の対決は想像を絶する戦いになります。
しかし、やはりサタンの力の前には敵いません・・・
サタンがもみ合っている7人に向けて見えざる力を使いました・・・
強烈な光が彼ら7人を包み込みます・・・
・・・光が少しずつ小さくなっていき、
そこに残ったのはたった1人だけ・・・
サタンだけでした・・・
サタンがつぶやきます・・・
地上も我が手中に入ったか・・・と・・




その時、一人の若い男性が歩いて来ました。
サタンが問います。
サタン
「貴様は?」


「私の名はルシファーだ、聖人ウリエルから
完全に目覚めるまでは身を隠しているように言われてた。」

そう言ってサタンをジッと見ています。
その目は冷静さと自信に満ちあふれていました。
サタン
「フッ・・・そう言えば、ルシファーの時にも
核を埋め込んでいたのだったな・・・」

目の前に居るのは若かりし自分の姿です。
懐かしさと気恥ずかしさがにじみ出たような笑みを浮かべるサタンに
ルシファー
「お前を倒すのはどうやら私しか出来ない様だ・・・
そして、それが私の使命のようだ・・・」

と言った瞬間、見えざる力を使ってサタンを攻撃しました。
サタンも不敵に笑いながら見えざる力を使います。
二つの力がぶつかった瞬間、激しい閃光が二人を包み込みます・・・


閃光の中に二人が居ます。

ルシファー
「聖人ウリエルから私はサタンはお前自身だと聞いた、
神に反乱を起こすサタンを葬り去るのは私自身の使命なのだと」

サタン
「貴様等天使から見れば、私達は悪なのかもしれんな・・・
しかし、貴様等を正義と決めつけているのは誰なのだ?」

ルシファー
「この世の中の皆だ」

サタン
「そうか・・・なら、何故我々を必要としている人間も居るのだ?」

ルシファー
「この世を我が物にしたいと思う、
不埒な者がお前達を必要としているに過ぎない」

サタン
「この世を我が物?それは神の事か?」

ルシファー
「どうゆう意味だ?」

サタン
「意味など無い・・・ではルシファー、もう一つ質問させてもらおう。
貴様等は・・・神は人間をどう思っておるのだ?」

ルシファー
「護らねばならぬ存在だと思っている」

サタン
「護らねば・・・か・・そうではない、信じれる存在なのか、
信じられない存在なのかを聞きたい」

ルシファー
「もちろん私は信じているし、神も信じておられるはずだ。
お前達デーモンが人間に囁かなければ、
人間は間違った事をしないはずだ」

サタン
「フッ・・・生善と言う訳か・・・」

ルシファー
「人は生まれながらに善の心を持つのだ・・・
サタン、お前は違うというのか?」

サタン
「違うな・・・かといって生悪と言う訳でもない。
人間が善や悪になるとすれば、それは導き手の問題だ」

ルシファー
「導き手?」

サタン
「そう、例えば生まれたての赤子が目の前にいる虫を殺したとする、
それは殺意があって殺してしまったのか?
それとも何も考えずに、遊んでたら死んでしまったのか?」

ルシファー
「例えが極端過ぎるっ!」

サタン
「そうか?生まれながらに悪は居ないと言ったのは貴様だぞ?
私の解釈はこうだ。それは悪ではない・・・が、もちろん善でもない。
ただ、導き手がそれは悪い事だと教えてあげないと、
その赤子は今は虫しか殺せる力がないだけだが、
いずれ人も殺せる力を持つとしたらどうなる?
あるいは、生き物を殺したことを褒めてあげればどうなる?
人間を善にも悪にも育てるのは導き手と周りの環境次第で
どうにでもなってしまうのだ。」
「そして・・・」

そう言いながらサタンは軽く息を吸い
目をつむりながら上を見上げました・・・
そしてゆっくりとルシファーの方を向き、
ジッと見つめながら

「神は人間を信じていない」
ルシファー
「なぜ神は人間を信じていないと言えるのだ?」

サタン
「神の干渉だ・・・」

ルシファー
「神の干渉?」

サタン
「なぜ神はノアにだけ洪水を起こすと告げたのだ?
確かにノアは神を信じていた、そして他の殺された者達は遊びほうけて
神も信じていなかったし、悪行も重ねていた・・・
しかし、人間を信じていたのなら、
何故人間に最後まで任せなかったのだ?
何故神が洪水を起こしてまで彼らを殺したのだ?
そして、貴様が先ほど言ったように生まれながらに善なのであれば、
あの洪水で死んだのはほんとに大人だけだったのか?
ホントに赤子はいなかったのか?
我々には事の詳細は知らされてはいないが、
事実はどうだったのだ?」

ルシファー
「神がされたことだ。神に間違いはない!」

サタン
「次に干渉したのはモーゼの十戒だったな・・・
地上で暮らす人間に何故戒めを神が書くのだ?
何故人間に規律を作らせなかったのだ?
人間を信じられなかったのか?」

ルシファー
「まずは神が規律の見本を見せたのだ」

サタン
「次に干渉したのは・・・マリアのお腹の中にいる赤子に
神の力で神の遣いを入れたな・・・
人間ではあるが、人間ではない・・・
人間を導く者として・・・
何故だ?何故そこまでしたのだ?」

ルシファー
「人間を正しい方向へ導こうと・・・」

サタン
「どうした?その続きは言えないのか?
答えは出たようだな。
神も分かっていたのかもしれんな、
大洪水で大人もろとも殺さねば、その子供達は大人が導いて
自分の思いとは違う行動をすると・・・
洪水で一度は断ち切ったはずの思考が、
また新たな人間にも出てきたので、
今度は規則を自ら作って導こうとした・・・
だが、それも時が経てば効力を無くしてきた・・・
最後の手段として、直接導く者を地上に遣わせた・・・
神の考えとしてはこうだったのかもしれん、
人間は導かねばいずれは神の手から
離れて行ってしまうことになる・・・」

ルシファー
「ち・・違う!人間は不完全な存在だから
神は心配しておられるだけなのだ」

サタン
「神は自分の存在をいつまでも人間の心に居させたいだけなのだ・・・
人間が神の存在を忘れれば、または違う神を崇めれば、
忘れ去られた神は意味をなさなくなり、消えてしまうからだ・・・」

ルシファー
「正しい神がなぜ消えねばならん?」

サタン
「そもそもそこがおかしいと言うことだ。
正しい神は誰が決めるかによって違うと言う事だ。」

ルシファー
「しかし、人を蹴落としてまで
幸せを手に入れろと言う神が居たとしたら、
それは正しい神ではないのではないか?」

サタン
「まさにそれだ!不完全な人間はそうゆう導き手によって、
変幻自在に心が移り変わるのだ・・・」

ルシファー
「なれば、正しい我が神がやはり・・・」

サタン
「待て待て、私の話はまだ終わってはいない。
天界には天界の規律があるだろ?
魔界には魔界の規律がある。
そして地上には人間が考えた規律がある。
天界と魔界と地上・・・この3つに規律があるが、
違いがある、分かるか?」

ルシファー
「・・・?それは何だ?」

サタン
「天界の規律は神を裏切るなと言う暗黙の規律だ。
これは神のみしか信じていない天使が居るのだから、
当然当たり前のように守られている。
魔界の規律は私だ。
魔界では信じる物はそれぞれ違うが、
私と言う絶対的な恐怖が魔界を統率している。
次は地上だ。
地上も魔界と同じくそれぞれ信じる物が違うと言う人間も多く居る。
それでもなお、ちゃんと規律がある。
何か分かるか?」

ルシファー
「それは・・・?」

サタン
「それは人間が考えた法律だ」

ルシファー
「法律?人間が考えた法律は穴だらけだぞ?
そんな物が何の役に立つのだ?」

サタン
「不完全な人間が考えた法律だ、不完全であって当然なのだ。
だが、初めて人間が神の手から離れて
自分たちで考え出したのが法律だ。
そして、それは不完全な人間が、
完全な人間になりたいと思ってもがき苦しんで作った物だ。
貴様には人間の可能性が楽しみにならないか?
私はこの歳になって、やっと人間の楽しみ方を知った感じがする。
どのように転ぶか・・・それは導き手によって変わるが、
彼らを裁くのはもう神ではなく法律に任せれば良いのだ。」

ルシファー
「だか、法律にのみ任せたのであれば、
理不尽が必ずつきまとうのではないか?」

サタン
「しかし、それが法律だ。」

ルシファー
「聖人ウリエルが私にだけ話してくれた事がある。」

聖人ウリエル
(私は長く地上にとどまりすぎた・・・
私には君たちの存在が眩しくもあり、うらやましくもある。
それは君たちに迷いがなく、真っ直ぐな信念だからだ。
だが、それは非常に危ういのも確かだ。
君はこれからなにものにもとらわれず、
まずは自分の力で考えてみて欲しい。
そして、それを信じてみて欲しい・・・)

ルシファー
「確かにサタン、お前の言う事も一理ある。
確かに神は自分を信じない者には非情だったかもしれない。
そして、自分を信じるように導いて来たかもしれない。
正しい事だったとか間違ってたとか・・・もう今更そんな事は
どうでもいいとも思っている。
だがしかし、これから先をもっと考えて
全ての人々が共存していける世の中を
作っていかなければならないとも思う。」

サタン
「フッ・・・その考えは立派な堕天使だな」

ルシファー
「フッ・・そうだな。
サタン、元々お前も私なのだから、
いずれは堕天使になる運命だったのだかもな」

サタン
「ではルシファー、お前が人間を信じる物とは何だ?」

ルシファー
「答えはいたってシンプルだ・・・人々の良心だよ」

サタンは思わず目を見開きました。
驚いたからなのか・・・
何かを悟ったのか・・・

サタン
「ははは・・・若いお前と話していると、
歳をとった私の垢を落としてもらえるくらい
すがすがしい気持ちになるな。
良心か・・・青臭い答えだが、
忘れかけてた何かを思い出させる答えだったよ。
私もいつの間にか型にはめ込もうとしてたのだな・・・」

サタンは上を見上げ、息を吸いながら目を閉じ、
息を軽く吐き、笑みを浮かべながらこう言いました。

サタン
「さあ、決着をつけようか」

ルシファー
「そうだな」





まばゆい光の中に居た二人の力がぶつかり合います。
光の中に一段と強い光が輝いた時・・・・・・・・





見て下さったあなたの中でのみこの勝負の決着がつきます・・・




参考資料:
天使の階級
ソロモン72柱




この物語はフィクションです。
一応この章の終わり方は現在の自分が考えましたが、
何かの影響はあったかも知れません。
類似してる部分があるかもしれませんが、ご容赦下さい。


それと、私はクリスチャンではありません。
無宗教ですので・・・




最後と言うことで、ちょっと台詞方式でやってみました。
読みにくい・分かりにくくなった等あったかもしれませんね。
ごめんなさい。


私は神への冒涜でこの作品を書いている訳ではありません。
その辺はご理解頂けますようお願い致します。


ただ、神の名を用いて発言される方には・・・
ちょっと違和感を持っていますが・・・





ほんとは「あとがき」の様なものを書きたいと思っていたのですが、
十数年以上も経ってやっと書き上げれたと言う思いで、
ちょっと今は胸が一杯になってます・・・(こんな作品なのに^^;)
明日辺りにでも自分がこの作品で思っていたことでも書いてみたいと思います。





最後まで読んで下さってありがとうございました^^
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2008/01/11 | 11:14
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